革のお手入れ


 革のお手入れのためにはまず革を知ることからはじめましょう。革のなめし方には大別して2つの方法があります。ひとつは世界中の様々なエリアで古来より行われている植物性タンニンを使った方法です。おもに栗やミモザ(アカシア)などのタンニンを使います。

 熱帯地方ではマングローブなども使われています。もうひとつが近年ドイツで軍需用に開発された鉱物性の三価クロムを使う方法です。この方法は大量生産には適していますが廃液を処理したり、ごみになった革製品を燃焼させると三価クロムが毒性の強い六価クロムに変わってしまいます。

 当社の使用している革は、ほとんどが自然から抽出した植物性タンニンなめしです。この方法は革本来の風合いを最大限生かすことができますが、逆に革の弱点がどうしても出てしまいます。ひとつには水分に弱いこと、また退色しやすいこともそのひとつです。

お手入れ法
1:水分を避けるようにしてください。万一濡れた場合は乾いた柔らかい布で軽くふき取り、風通しの良い場所で陰干ししてください。

2:深みのある色を出すため染色剤を多く使い、また革の風合いを生かすため必要以上の色止め加工をしていないので、摩擦や水分を含んだときなど色が移行することがあります。色の薄いものとの摩擦に充分注意してください。

3:汚れた個所は消しゴムで目立たなくすることができます。汚れ落としや洗剤などは絶対に使用しないでください。

自然の風合いを生かしたタンニンなめしの革の製品は、手の脂や空気、日光などを吸い込んでだんだんと色が変化してきます。是非その過程をお楽しみください。左の写真はコスティール社(仏)のヌメ革を使用した当社の製品です。 

3ヶ月後


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