へび皮の縁起を教えてもらいました

一番オーソドックスなマット仕上げの
ダイアモンドパイソンです
カロンと呼ばれているこの革も、沼へびということだから、
やっぱりへびの範疇だろうな


これはモラレスと呼ばれる、ちょっと違った種類のパイソンです。フ抜きしてから染色しています
「へび皮のサイフは縁起がいいと昔から言われています。でもなぜなのかは誰も知らないのです。」という疑問にもうすぐアイソラ・ユーザーになってくれそうなJinさんから、こんな話を教えてもらうことができました。

御社のサイトをいろいろ拝見させて頂きましたが、その中に蛇の財布のことについて、疑問に触れておりましたね。昔大学時代にそのことを調べたことがあるので、よろしければと思い、メールさせて頂きました。

元々は中国から来た迷信、言い伝えでして、蛇という生き物は中国ではある種の神秘的な生き物として扱われていました。瀕死になっても、脱皮することにより新たな生命が宿ると思われており、又、脱皮という行為が無限の生命を現していると思われていたようです。そこでその蘇生力が皮にも宿っていて、へび皮を使って作られた財布には、中のお金を無限に増やしていく力があると信じられていたようです。確か、本来は蛇の革を使った財布ではなく、財布の中に蛇の皮を忍ばせておくといった形が主だったはずです。それらが日本に伝わったのですが、日本でも古来から蛇は神聖な生き物という民間伝説がありましたので、抵抗なく受け入れられたんだと思います。


いつの時代のことなのかはわからないけれど、昔は中国に行った人も中国から渡来してきた人も僧侶などの知識層が多かったのだから、こういう話がありがたい話として子々孫々言い伝えられて、身(巳)に付くの語呂合わせなども重なって、今のような話になってきたのだろうな。そしてJinさんのいうとおり、ぼくがずいぶん若かった頃に、この業界の長老から「へび皮のサイフを使うんじゃなくって、脱皮したへび皮を小さく切ってサイフに入れておくのがほんとうなんだぞ」と教えてもらったことがあります。でもへび革で作ったサイフのほうが効き目がありそうな気がしますよね。なかなか奥の深い話ではありました。

ダイアモンドパイソンの模様を強調するように、ハンドペイントでカラリングしています。マレーシアからきました
2003/2/16
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